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沖縄でマーケティング会社を探す前に——「何を頼むか」から決めない

「沖縄 マーケティング 会社」と検索すると、県内の会社の一覧や「沖縄のマーケティング会社◯選」といったまとめ記事が並びます。社名とロゴ、得意分野らしき一言が横に添えられていて、そこから一社を選ぶ——会社探しは、たいていこういう形で進んでいきます。

ただ、並んだ社名を見比べる前に、一度立ち止まって考えておいたほうがいいことがあります。それは「その会社に何を頼むか」を、探し始める前にもう自分の中で固めてしまっていないか、ということです。会社選びは、実は「どの会社か」を決めるより前の、「何を頼むと決めているか」のところで、うまくいくかどうかが半分決まっています。

「頼むこと」を先に決めてしまうと、ずれる

発注先を探し始める人の多くは、すでに「頼みたいこと」を持っています。「SNSの運用をお願いしたい」「ホームページを作り直したい」「広告を回してほしい」。だから会社探しは、その頼みたいことを一番うまくやってくれそうな会社を探す作業になりがちです。

けれど、いま売上や集客がうまくいっていない原因が、その「頼もうとしていること」の中にあるとは限りません。SNSの運用を外に頼んだものの、本当の問題は投稿の中身ではなく、そもそも見てほしい相手がSNSにいなかった——ということは珍しくありません。手段を先に決めて発注すると、頼んだ手段そのものはきちんと実行されても、肝心の問い合わせや売上は動かない、ということが起こります。実行の質ではなく、選んだ入口がずれているからです。

打ち手を決める前に、まず自社の現状(誰に売れているのか、どこで止まっているのか)を確かめたほうがいい理由は、施策の前に確かめたい3つのことで詳しく書きました。ここで付け加えたいのは、その「現状を確かめてから決める」という順番は、会社選びそのものにも当てはめられる、ということです。頼むことを固定してから会社を探すのではなく、「何が必要かを一緒に見てくれる会社かどうか」で探す。そういう順番もあります。

マーケティング会社の関わり方には、いくつかの型がある

一口に「マーケティング会社」と言っても、関わり方は一つではありません。大きく分けると、決まった作業を代わりに引き受ける「代行」、社内の一員のように入り込んで一緒に動く「伴走」、そしていずれ自社だけで回せるように手伝う「内製化の支援」——といった型があります。

どれが良い・悪いという話ではなく、向く状況が違います。代行は、やることがはっきりしていて、それを外に出したいときに向いています。伴走は、何をやるべきかも含めて一緒に考えたいとき。内製化の支援は、いまは手が足りないが、いずれ自社で回せるようになりたいとき。同じ「マーケティング会社」でも、どの型を得意とするかは会社によって違いますし、一覧に並んだ社名からは、この違いはほとんど見えません。だから「何を頼むか」だけでなく「どういう関わり方をしたいか」も、探す前にうっすらとでも思い描いておくと、選ぶときの基準がはっきりします。

沖縄の会社と組む意味、県外の会社と組む意味

発注先を、沖縄の会社に限る必要はありません。県外にも、特定の業界や手法に深く強い会社はたくさんあります。オンラインで進められる仕事も増え、距離そのものは以前ほど障害になりません。まずはそれを前提にしたうえで、それでも沖縄の会社と組むことに固有の意味があるとすれば、何か。

一つは、「同じ土地の商売の感覚を、説明しなくても共有できる」ことだと思います。県内の市場の広さと狭さ、観光客と地元客の比率、季節ごとの波、地域や業界のつながりの効き方——こうした前提を一から説明しなくても話が通じるのは、思っている以上に時間の節約になります。近くにいて、同じ空気の中で商売を見ているからこそ、資料の数字だけでは伝わらない事情が伝わることもあります。

たとえば以前、沖縄のあるガラス工房と一緒にWebサイトを見直したときは、当初の「検索からのサイト訪問を増やしたい」「ネット販売を伸ばしたい」という要望から入りつつ、サイトの構造や商品の見せ方、ブランドの言葉の整理まで、必要なところを一つずつ手を入れていきました。もし最初に頼むことを一つに固定していたら、そこまでは届かなかったかもしれません。県外か県内かは、優劣ではなく、こうした距離感をどれだけ必要とするかの選択です。

発注する前に、確かめておきたいこと

探す前の心構えの次は、実際に候補と話すときに確かめたいことです。数社と話す機会があるなら、次のような点を見ておくと、相性の見当がつけやすくなります。

  • こちらの現状を、先に聞こうとするか。いきなり「うちのプランはこれです」ではなく、まず状況を尋ねてくれるか。
  • 頼もうとしている手段を、そのまま受けるだけか。それが本当に必要かも含めて、一緒に考えてくれるか。
  • 進め方が具体的に見えるか。打ち合わせの頻度、報告の形、実際に誰が動くのかが、事前に共有されるか。
  • 費用の「考え方」が説明されるか。金額そのものより、何にいくらかかり、どう調整できるのかが分かるか。相場は会社や内容によって幅が大きく、金額だけを並べて他社と単純に比べても、判断はかえって難しくなります。
  • 一度きりの納品で終わる関係か、続く前提か。どちらが良いという話ではなく、それが最初に共有されるか。

これらは「どの会社が正解か」を採点するチェックではありません。「この会社になら、うちの現状を話せそうか」を確かめるための観点です。

まとめ: 「何を頼むか」より先に、「何が必要か」を一緒に見てもらう

「沖縄 マーケティング 会社」で探し始めるとき、私たちはつい「何を頼むか」を先に決めて、それを引き受けてくれる会社を探そうとします。でも、うまくいっていない原因が、頼もうとしていることの外にあるなら、その順番では遠回りになりがちです。

もう一つの入り方は、「何を頼むか」を決めきる前に、まず現状を一緒に診てもらうことから始める、というものです。誰に売れているのか、どこで止まっているのか、何なら続けられるのか。それを確かめてから、必要な手段と関わり方——社内に入って一緒に動くのか、自社で回せる状態をつくるのか——を決める。会社選びも、その「何が必要か」を一緒に考えてくれるかどうかという目で見ると、並んだ社名の見え方が少し変わってきます。選ぶ前に、頼み方を決めてしまわない。地元で発注先を探すときの、一つの選び方です。

この記事を書いている会社

ISLANDは、沖縄のマーケティング支援会社です。「何を頼むか」を先に決めるより、「何が必要か」を一緒に確かめることを大切にしています。Webマーケも、プロモーションも、ブランディングも、広報も、会社の状況に合わせて手段を選びます。クライアントのチームに入って一緒に動くこともあれば、クライアント自身がマーケティングを回せる状態をつくることもあります。1社あたりの平均取引年数は約2年。同じ沖縄で、続く関係を前提に動いています。

会社を選ぶ前に、「うちの場合、そもそも何が必要なのか」を整理するところから。その現状の見立てだけでも、無料相談でお話しできます。

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